県民割・地域ブロック割・全国旅行支援って何?四国はどこまでが対象?

四国お役立ち情報

こんにちは、四国の魅力ドットコムの管理人です。

ご存じの方も多いでしょうが昨日、「全国旅行支援」の補助について、コロナウイスルの再拡大を受け8月末まで延期になったと国交相より発表がありました。

そこで今回は、現在実施されている旅行支援策についてまとめましたので、順番に確認していきましょう。

※2022年8月追記
「全国旅行支援」は、コロナウィルスの感染拡大を受け、9月末まで再延長となりました。
再開時期は未定ですが、早くても「2022年10月から」となります。

また代替的に県民割・地域ブロック割が2022年9月末まで延長する予定です。
詳細につきましては、必ず自治体の公式ホームページでご確認ください。

 

県民割・地域ブロック割・全国旅行支援の違い

一口に「旅行支援策」と言われても、「GoToトラベル」やら「県民割」やら名称が異なり、違いが分からないという人も中にはいるでしょう。

したがってまずは、各制度の内容についておさらいしましょう。

県民割は、旅行先と同じ県に住んでいる人が対象

まず県民割(けんみんわり)とは、自分が住んでいる同じ都道府県に旅行をすると補助が出る制度です。

これは「コロナの拡大を押さえたいけど旅行業者も救いたい、、」という政府の譲歩案であり、例えば東京都に住んでいる人が北海道に旅行しても補助の対象にはなりません。

また具体的な補助金額は、都道府県によって多少の違いはありますが、概ね次のようになっています。

【県民割の補助金額(一人当たり)】
旅行代金の半額(上限は5,000円)
クーポン 最大で2,000円分

※対象のプランであれば、宿泊を伴わない日帰りバスツアーでも可能。

「上限は~」とか「最大で~」のくだりは後で具体例を説明しますが、ざっくり言うと「12,000円までのプランなら半額で旅行できる」制度だと思って良いでしょう。

当然ですが上限が決まっていますので、これ以上高額なプランになるほど、補助金は出るものの割引率は下がるということです。

地域ブロック割は基本的には県民割と同じ

地域ブロック割とは、旅行先と同じ都道府県だけでなく、近隣の都道府県に在住している人まで対象を拡大した制度です。

国の旅行支援策は、コロナウイルスの感染状況によって段階的に行われており、全国を対象とする一段階前のステップということです。

ただし補助金額が県民割と同じで、都道府県によっては地域ブロック割を「県民割」と呼んでいますので、この2つの違いは深く考えなくて良いでしょう。

なお補助対象の都道府県は、地方であれば対象が広かったり、逆に感染拡大の可能性が高い都心部では狭かったりします。

具体的な対象については頻繁に更新されますので、必ず各都道府県のホームページを確認しましょう。

全国旅行支援は8月末まで延期!

全国旅行支援策は、県民割や地域ブロック割の範囲を全国に広げて、補助率も見直して交通費も含むようにしたもの、、
だったのですが、先日のコロナウイルスの感染再拡大を受けて2022年の8月末まで中止となりました。(代わりに県民割が8月31日まで延期)

※2022年8月追記
「全国旅行支援」の中止は9月末までに変更となり、代わりに県民割が9月末まで延長される予定です。

 

中止になる前の補助金案は次の通りです。

【全国旅行支援の補助金額(一人当たり)】
旅行代金の40%(上限は5,000円、交通費を含む場合は8,000円)
クーポン 平日の宿泊は3,000円、休日の宿泊は1,000円

交通費が補助の対象になったり、平日のクーポンが増えたりと県民割よりお得な部分もありますが、補助率は若干下がって休日のクーポンも減っていますので一律には比較できないでしょうか。

なお9月の再開時には補助金の内容が変わるかもしれませんし、感染状況によっては再延期する可能性がありますので注意しましょう。

GoToトラベルとの違いは?

コロナウイルスによって打撃を受けた観光業の支援策として、まず打ち出されたのがこの「GoToトラベルキャンペーン」です。

旅行代金の約半分を補助するという内容は県民割などと似ているものの、上限が一人当たり20,000円と大きく、多くの人が期待したのではないでしょうか。

しかしご存じの通り、コロナウイルスの影響で2021年11月から停止されており、再開の時期も未定となっております。

ウイルス感染が収束すれば再開されるでしょうが、先ほどの「全国旅行支援策」ともまた別の制度ですので混同しないようにしましょう。


県民割・地域ブロック割の利用方法は?

結論を言うと2022年7月現在で利用できるのは、近隣の都道府県への旅行のみ対象となる「県民割(地域ブロック割)」だけとなります。

もちろんコロナウイルスの感染状況によっては県民割も停止になる可能性はありますが、具体的な利用方法を確認しましょう。

割引対象の旅館やホテルはどこ?プランの確認方法は?

まず県民割の補助は、コロナ対策を行って県から認定を受けた宿泊施設でないと利用できません。

確認したところ宿泊業の許可を受けている旅館やホテルであれば、よほどのことがない限り対象となっていますが、各都道府県の公式サイトで公表していますのでチェックしておきましょう。

また対象の施設であってもプランによっては補助の対象になりません。

旅行サイトで対象の宿泊プランをまとめてはくれているものの、間違って予約する可能性もあり得ますので必ず宿泊先に直接電話で確認しましょう。

なお旅行代金の割引分は、後からキャッシュバックがあるのではなく、値引きされた金額を負担することになります。(クーポンは別途受取り)

ワクチン接種照明や陰性証明はどこで取る?

県民割を利用するためには、次のものが必要です。

・宿泊者の身分証明書(免許証、マイナンバーカードなど、住所が分かるのもの)
※予約者ではダメ!「宿泊者」が県民割の対象の都道府県に住んでいる必要あり!
・コロナウイルスワクチン接種証明書、または陰性証明書

陰性証明書に関しては「PCR検査」を受ける必要がありますが、クリニックによっては10,000円近くの費用がかかり、下手すれば県民割の割引額を超えかねませんので、なるべく自治体が主体でやっている検査を利用したいところです。

なぜならば、自治体の検査は「旅行やイベント参加等で検査結果が必要と認められる場合」は無料になるからです。
しかし検査キットにも限りがある上に、申込数も多く時間がかかりますので予め自治体に確認しましょう。

また接種証明書も同様に、クリニックでは1,000円前後かかるのですが、厚生労働省に発行を依頼すれば原則無料(郵送費は別)となります。

なお接種証明を郵送で受ける場合は約2週間程度かかりますので、こちらも同様に時間に余裕を持つかデジタル庁が開発したアプリも活用しましょう。

クーポン券はどこで使える?

県民割のクーポン券は、宿泊時にフロントでもらうことができ、宿泊先がある都道府県で使うことができます。

対象となるお店は、各土産店や大手スーパー、コンビニなどであれば概ね対象となっていますが、こちらも宿泊先同様に使える場所が公表されていますので確認して下さい。

なお使える期間が旅行日から2、3日と短いので忘れずに使うようにしましょう。

例えば食事付きの宿泊の場合、追加の料理や飲み物、アルコール等は別途費用が掛かるので、ここでクーポンを使ってしまっても良いでしょう。


四国の県民割・ブロック割最新情報 2022.7.15更新

それでは当サイトにとって本題となりますが、四国の県民割についてご説明します。
制度の対象や補助率の変更があれば、随時更新していく予定です。

※愛媛県は7/12に過去最高のコロナウイルス感染者数となったため、愛媛在住者は限定的に補助の対象外となっている地域があります。

香川県:「新うどん県泊まってかがわ割」

対象者:香川県・徳島県・高知県・鳥取県・島根県・岡山県・広島県・山口県・兵庫県の在住者

※7/15以降は愛媛県在住者は対象外

※2022年8月追記
8月1日より、広島県も対象外となっております。

 

【一人当たりの補助金額】

旅行代金割引額新かがわ割りクーポン
10,000円以上5,000円2,000円分
6,000円以上10,000円未満旅行代金の1/22,000円分
2,000円以上4,000円未満旅行代金の1/21,000円分
2,000円未満対象外対象外

基本的には他の県民割と同じ内容ですが、2,000円未満の旅行代金の場合は対象外となりますので注意しましょう。

 

愛媛県:「疲れたら、愛媛。新みきゃん割」

対象者:愛媛県・香川県・高知県・鳥取県・島根県・岡山県・広島県・山口県・大分県の在住者

※2022年8月追記
愛媛県では感染拡大を受け、8月24日(水)から全ての新規予約受付を停止しています。

【一人当たりの補助金額】

旅行代金割引額えひめぐりクーポン
10,000円以上5,000円2,000円
5,000円以上10,000円未満旅行代金の1/22,000円
3,000円以上5,000円未満旅行代金の1/21,000円
3,000円未満旅行代金の1/2(下限なし)対象外

香川のように割引額の下限はありませんが、クーポンをもらえる基準が少し高いので注意しましょう。

徳島県:「みんなで!とくしま応援割」

※公式HP:「阿波ナビ」

対象者:徳島県・香川県・高知県・愛媛県・山口県・和歌山県・鳥取県・岡山県・島根県・兵庫県・広島県の在住者

※2022年8月追記
8月24日(水)から、愛媛県在住者の新規受付を停止しています。

 

【一人当たりの補助金額】

旅行代金割引額とくしま周遊クーポン
10,000円以上5,000円2,000円
3,900円以上10,000円未満旅行代金の1/22,000円
2,900円以上3,900円未満旅行代金の1/21,500円
1,900円以上2,900円未満旅行代金の1/21,000円
900円以上1,900円未満旅行代金の1/2500円
900円未満旅行代金の1/2(下限なし)対象外

徳島県のクーポンは1枚につき500円ですのでこのような細かい基準が設けられています。
(他県はクーポン1枚が1,000円。)

 

高知県:「高知観光トク割キャンペーン」

対象者:高知県・鳥取県・島根県・岡山県・広島県・山口県・徳島県・香川県の在住者

※7/15以降は愛媛県在住者は対象外

※2022年8月追記
9月1日より、広島県も対象外となる予定です。

 

【一人当たりの補助金額】

旅行代金割引額おもてなしクーポン
10,000円以上5,000円2,000円
4,001円以上10,000円未満旅行代金の1/22,000円
2,001円以上4,000円以下旅行代金から2,000円を引いた額2,000円
2,000円以下対象外対象外

高知の県民割は少し独特で、旅行代金がいくらであろうが必ず2,000円は自己負担するようになっています。
2,000円以下の旅行プランなどそうないかとは思いますが、一応意識しておきましょう。

 

県民割・ブロック割でトラブルにならないために

ここまで県民割の利用方法や実施状況などをお伝えしましたが、利用する上でのちょっとした注意点について最後に確認しましょう。

補助の対象は直接旅館に確認するべき!

先ほども述べましたが、補助の対象は旅行サイトやそれをまとめたポータルサイトでなく、旅行先(宿泊先)に直接確認しましょう。

万が一対象とならないプランを予約してしまい、プランの変更をしようものならキャンセル料が発生する可能性もありますし、クレジットカード決済であれば返金に時間がかかるケースも多く、実際にトラブルとなっています。

本当にお得な旅行プランか見極めよう

いくら補助金が出るからと言っても、結局のところ旅行プランの代金は業者側の「言い値」です。

観光業を支援することも重要ですが、それ以前に旅行プランの価格が適切か、また自分の目的に合っているかを確認しましょう。

旅行支援がいきなり打ち切られることはある?

県民割は「予算が到達したら打ち切り」と制度上なっていますが、自分が旅行するまでに打ち切られるかも?と不安に思うかもしれません。

しかし各県に確認したところ、予算は余裕をもって見積もっており急に打ち切られることはまずないそうです。

特に今回の県民割は、期日をきちんと設けており、それまでの旅行であれば補助の対象になりますので安心して下さい。


県民割・地域ブロック割のまとめ

以上です。

残念ながら全国旅行支援策は9月の再開まで延期されましたが、その分県民割が8月末まで延長されております。

逆に言うと、近隣の旅行は全国からの来客が少ない(=予約が取りやすい)ということですので、これを機に県民割を利用した旅行を検討してみてはいかがでしょうか。

 

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